ひとり親が突然亡くなって、
空き家となってしまう実家の整理しなければならないときになって、
困らないために「生前整理」をしておくことをおすすめします。
空き家になった実家が片付かないのは、
・あまりの物の多さに途方に暮れた
・親が大切にしていたものと思うと、なかなか捨てられない
というのが原因としてあげられます。
そして、「もっと親と話しておけばよかった」という後悔の言葉が多く聞かれます。
このような後悔をしないために、
親が元気なうちに、実家の整理整頓について話し合っておくことが大切です。
また、実家の片づけで最大の障壁となるのが、ほかでもない親です。
実家は親のフィールド。たまにしか帰ってこない子供に、いきなり我が物顔で口出しされると気分が悪いものです。
実際に、実家の片づけが原因で、親と絶縁状態になるケースも少なくありません。
そもそも親にとっては、実家の状態が日常であり、現状に危機感がないことがほとんどです。
そこで親ともめてしまえば、片づけの機械はどんどんと先延ばしになってしまうため、親の機嫌を損ねないためのアプローチが必要となります。
では、親の気持ちを片付けに向かわせるにはどうすればよいのでしょうか。
その為の心構えに、次にあげる3つのポイントがあります。
1)片づけの主人公は親である
子供が片づけを、「させる」「してあげる」というスタンスだと、親のプライドは傷つきます。
あくまでも実家のあるじはは親だということを忘れずに接しましょう。
2)正論より習慣を優先させる
「こうした方が効率的だ」などという子供側の正論は、長年の習慣の前では実に無力。
親にはまったく通用しないと心得るべし。
3)ゴール設定を共有する
子供が考える「片付いた家」が、親にとっては必ずしも快適だとは限りません。
親子が共に幸せになれる共通のゴールを一緒に考えましょう。
以上のことに気を付けて臨めば、必ずや実家の片づけは成功することでしょう。