「地域おこし協力隊ビジネスアワード事業」とは

地域おこし

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地域おこし協力隊を管轄する総務省で、

「地域おこし協力隊ビジネスアワード事業」の募集を行いこのほど6つの団体が採択されました。

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山形県長井市 「子育て応援×産業振興『BabyBox』プロジェクト事業」

baby

【事業概要】

「天然水100%の子育てライフながい」をコンセプトに、

安心して子育てができる環境づくりを進めている同市において、

地域で出産から子育てまで支援するアイテムやサービスが詰まった「Baby Box Nagai」を作成。

隊員が新規ビジネスとして法人を設立し、

その企画・製造・販売を実施するとともに、

子育しやすいまちとしてのPRを図る。

京都府南丹市 「山と道で未来を創る 地域連携森林アカデミー」

sinrin

【事業概要】

山を地域の財産として活用するために、

山全体に高密度高耐久の路網を展開するための敷設技術を学び、

地域の山で活用するためのアカデミーを開講。

初年度の受講者として隊員を起用。

次年度以降は地域住民が受講し、

山の利活用に向けた技術を習得することにより、

技術者として収入を得ることや

路網敷設作業中の廃材を活用した特産品の開発・販売へとつなげる。

徳島県美馬市 「食と農と手仕事の海外交流・発信プロジェクト」

mima

【事業概要】

将来的に、同市の食と農を融合させた地産地消オーガニックカフェを情報発信拠点として、

フランスで新規オープン(2019年目途)させるべく、

現地との交流事業を実施するとともに、

手作りの藍染・和傘の魅力の海外(特にフランス)への発信による地域産品のPRと輸出、

文化交流等につなげるために、交流事業や調査研究を実施する。

長崎県島原市 「食べるほど美味しくなる農家育成型ネット販売」

simabara

【事業概要】

各農家を取締役とした株式会社を設立し、

島原市の地元野菜の全国に向けたインターネット販売を実施。

売り上げの一部を栽培研修開催経費に充て、

更なる品質向上を目指すとともに、

同市への農業体験ツアーを企画し、

生産者と消費者相互のコミュニケーション深化を図る。

大分県竹田市 「竹ノhaco 子どものためのプロジェクト~こころざし no 種まき~」

takeda

【事業概要】

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親子の繋がりを生むための親子体験型事業や

子どもの有効な放課後活用を促す支援事業等を実施。

地方ならではの方法で共働き家庭のサポートや放課後の有意義な利用を検討し、

移住者が懸念する都会と地方の教育に対する意識の乖離解消を図るとともに、

子育て世代の移住促進へつなげる。

鹿児島県瀬戸内町 「奄美大好き 島地ビール開発事業」

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【事業概要】

奄美群島の島人が奄美群島の原材料を活用した奄美群島ならではの独創的な地ビールを製造。

島人が集い、観光客も訪れる小売及び飲食店の運営や

地ビール手作り体験施設での観光体験等も通して、

島での雇用創出と地ビールという一つの観光資源創出に取り組む。

まとめ

地域おこし隊は、総務省が財政面で支援し、自治体が委嘱します。

任期は1年で、最長3年まで延長が可能。

その効果もあり、地域おこし隊員数はここ数年、右肩上がりで急増しています。

ところが、隊員が任期終了後も地元にとどまり、定住してもらうのがそもそもの目的だが、隊員の定住は思惑通りに進んでいません。

総務省が2015年3月末現在で全隊員の動向を追跡調査したところでは、隊員を務めた自治体に定住したのは全体の47%で、近隣の自治体に定住した12%を加えても、定住率は59%にとどまっています。

 

 

 その一番の原因として就業先が乏しいことなどがあげられている。

雇ってもらうところがないのなら、

自分で仕事を作ってください、

起業してください、

その為の資金面の調達を支援しますよというのが、

この「地域おこし協力隊ビジネスアワード事業」の趣旨です。

 

 

 

 採択された6団体の事業内容は、

さすがにどれも先進的かつ個性的な内容です。

それぞれの事業が実施された後の活動報告、成功例などの広報活動を促進して、

広く世間にこの取り組みについて知らしめて欲しいものです。

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