ロケットストーブコンロの既製品を購入して、どこまで室内を温められるか実験してみた。
【実験日】2018年11月19日
ロケットストーブコンロでも、さすがに最初に火を起こす時には煙がでるので、
屋外で炭をおこして、完全燃焼状態になってから室内に移動する。
オガ備長炭は1時間くらい持ちます。
追加で炭を入れるとやはり煙がでて室内に充満してしまう。
上に水を入れてお湯をわかすのではなく、下から燃え上がる炎を利用して室内を温める方法はないものだろうか。
後日アマゾンで物色していたら、
携帯のガスバーナーの上に置いてストーブのように手をかざして温める部品があることを知り、即、注文した。
そのヒーターアタッチメントが届いた。
下からの炎で炙られてアタッチメントが赤くなるほど熱せられることができれば・・・
これなら室温を上げることができるかも。
上に上昇して逃げていく煙と熱をキャッチして浄化できないものか。
陣笠をカラー鉄板で作ってみた。
防火に気を配りコンロ周りをコンクリートブロックで囲う。
薪を乾燥させるために棚がほしいと思い、
バーベキュー用の金網を代用して置いてみた。
そしてその上に陣笠を設置
装置完成
【浄化装置 第一案】
アルミ缶煙突+ストロー
【浄化装置 第2案】
目の細かい金属タワシなら煙を付着しないだろうか
煙突状にしてみたが・・
まったく煙を吸着した気配なし
【浄化装置 第3案】
網目の粗いステンレスワイヤータワシならどうかな?
効果なし!
【実験結果考察】
丸一日このような燃焼実験をして、翌日室内に入ってみると部屋中が燻り臭かった。
通気性抜群の古民家だったらまだしも、気密性にすぐれた今どきの建物では使えたものではない。
室内が煙くなるだけで温度は1度くらいしかあがらなかった。
燃焼効率が抜群によいといわれているロケットストーブコンロ。
完全燃焼中はいいが、着火直後や追加で薪投入後は必ず煙がでてしまう。
その煙の量は予想以上に多く、ちゃちな装置では回収することはできない。
煙突で外気に放出するしかないようだ。
またこのロケットストーブコンロは薪の消費が激しくて、30センチのナラ薪が10分ともたないので管理が大変だ。
消えかかった所に薪を入れるとたちまちモクモクと煙が出てしまうので、他のことをして目を離すことができない。
残念だがロケットストーブコンロは屋外で料理に使うという使い道しか思い浮かばない。