移動販売で地域おこし協力隊(長野県上伊那郡飯島町)

   

 

産直から移動販売車を出して、

交通弱者のお年寄りのために訪問販売を始めた。

 

普通は社会人経験をへてから、

地域おこし協力隊になるのが一般的だが、

彼女は大学卒業後すぐに地域おこし協力隊員となった。

 

回り道なんかしないで、

すぐに、お年寄りの役に立ちたかったという思いがすばらしい。

 

協力隊員の任期は3年で切れてしまいますが、

この仕事の延長線で起業して、この地に留まってほしいものです。

今年4月に上伊那郡飯島町の地域おこし協力隊員になった福田愛理香(えりか)さん(22)=横浜市出身=が、同町田切に7月にオープンした道の駅「田切の里」で18日に始まる移動販売を担う。「道の駅で働きたい」と就職活動をしていた学生時代、田切の里が新しくできる動きを知り、町へやって来た。「町内に住むお年寄りを助けたい」とハンドルを握る。
 福田さんは知らない土地に行き、地域の人柄や自然、伝統などを感じるのが好きという。バイクのツーリングが趣味で、よく訪れた道の駅に興味を持った。東海大教養学部在学中には、住み込みのアルバイトで式根島(東京都)や白樺湖などにも行った。実家を離れて寂しい時、アルバイト先のお年寄りの女性が心のよりどころだったといい、「お年寄りに何か恩返しができたらいい」と思っていた。
 大学4年の時にインターネットで全国の道の駅を調べていて、田切の里が開業準備中と知った。買い物弱者向けに移動販売車の運行も計画しており「私にはここしかない」と感じた。今年1月に従業員面接を受け、その場で担当者から「地域おこし協力隊として(田切の里で)働かないか」と誘われた。後日協力隊の面接を受けて、採用が決まった。
 飯島町に赴任したものの、仕事は苦労の連続だった。移動販売を任されたのは福田さんのみで、トラック運転のためにマニュアル車の免許を取った。右も左も分からない土地で人が集まる場所が分からず、まずは町内を回り、地区名を知ることから始めた。どこに移動販売車が来てほしいか住民にアンケートし、駅や集会所などに止まる四つのルートを設定。7月下旬に試行的に運行を始めた。
 協力隊員の任期は最長3年。大学卒業後、すぐに協力隊員になった経歴を話すと周囲からは驚かれる。それでも、「自分の気持ちの向いている方向が分かっていたから、寄り道をしなかった」。
 移動販売の本格スタートに向け、「とにかくおじいちゃん、おばあちゃんの助けになりたい」と意気込む。「理想は、移動販売を週1度の楽しみにしてもらうこと。買い物ついでに、話に花を咲かせていきたい」。運行は毎週火曜から金曜で、曜日ごとに異なるコースを回る。問い合わせは田切の里(電話0265・98・5525)へ。
引用: 信毎web 8月16日

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