熊などの害獣対策を考える

害獣対策

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秋田県鹿角市十和田大湯の山林で5月下旬から熊の襲撃による4件の死亡事件が相次いでいる。

4人目の遺体発見後、地元の猟友会が現場近くにいたツキノワグマ(体長1.3m、推定6、7才のメス)をライフル銃で射殺した。

県などが解剖を行ったところ、胃の中からタケノコとともに人体の一部が見つかった。

というショッキングな事件が発生しました。

一般に、獰猛なヒグマと違い、ツキノワグマはおとなしく臆病で、捕食のために人を襲うことはないとされてきたが、今回は違った。

「最初はタケノコ狩りをしている人間と偶然に遭遇した熊が縄張りを守るために攻撃したのでしょう。

しかし、その時に熊が“人間の味”を覚えてしまい、以降は人を食べる目的で襲撃を繰り返すようになった可能性があります。

熊除けの鈴の音が逆に“獲物”の居場所を教えたのかもしれません」

日本クマネットワーク代表の大井徹さんがこう解説する。

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・クマの被害が多いワケ

熊が人の住む里に下りてくる理由として、
 ■クマのエサであるブナの量に関係している。

 豊作だった年はクマが十分に栄養をとれるため、翌年、たくさん子供を産みクマの数が増え、捕獲数も増える。ブナの実は、豊作と不作を1年ごとに繰り返している。そのため、今年は豊作だった翌年にあたるので、クマが多いとみられている。

 ■里山が熊にとってすみやすい環境になったから

“自然破壊で山に餌が少なくなったから”

とよくいわれますが、むしろ逆です。

戦後しばらくまで人は里山で薪や炭を取ったり、畑を作ったりして、

“ハゲ山”に近い状態のところも多く、動物にとってはすみ心地が悪かった。

ところが近年は地方の過疎化などで里山は利用されなくなり、

森林が回復、熊にとってもすみやすい環境になっています。

そのため都市部の近郊まで活動範囲が拡大し、被害数や目撃数が増えていると考えられます。

これは決して秋田の森の中だけの問題ではありません。

岩手県盛岡市の取り組み

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・なぜ人を食べる?驚がくの知能

 熊は基本的に植物を食べますが、簡単に得られる栄養価の高いものがあればそれを食べるようにスイッチできる、順応能力の高い動物です。
それが人間だったら、人間を食べるようになる。
秋田の惨劇はどこででも起こりうるのです。
万が一 ツキノワグマに遭遇したらどうしたらいいのか、飼育員に聞いたところ、
・絶対に背中を見せない
・急な動きをしない

覚えておいて下さい。

害獣(がいじゅう)とは、人間活動に害をもたらす哺乳類に属する動物一般をさす言葉である。
日本で考えても、
直接に人間が肉体的被害を受ける場合(ヒグマ、イヌなど)、
畑を荒らすなど農作物が被害を受ける場合(ニホンジカ、ニホンザル、イノシシなど)、
家畜や養殖魚などが被害を受ける場合(オオカミ、タヌキ、キツネ、イタチなど)、
芝生が荒れるなど景観の被害(モグラなど)、
糞尿による汚染(コウモリ、ネコなど)、
病原体の媒介(ネズミなど)があげられる。
  引用:Wikipedia
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