斧で楽に薪を割るには?

      2016/06/17

 
薪割りは重労働と思われがちですが、コツをつかめば意外と楽ですよ。

そのコツとは?

・全て斧で割ろうとしない

薪割りをするにあたって必要な道具は、
斧、薪割り台、くさびです。
そして「すべての玉切り材を斧で割ろうとしない」ことです。木の素性は千差万別で状態によって割る手段と方法を使い分けるべきです。
斧で割るのが難しいものはくさびを使い、それでもダメならチェンソーを使って斬ればよいのです。

目的は斧で割ることではなく、薪をわることなのです。

・薪割り台の選び方

薪割り台は、直径40cmくらいの大きい物が理想的ですが、なければそれなりのものでもかまいません。
ただし、台の高さには注意が必要です。
高さが低いと割り終わった瞬間の姿勢が前屈みになってしまい腰に負担がくるので丁度いい高さの物にしたいものです。

丁度いい高さとは、斧の刃先が薪に当たる瞬間の高さが腰の高さになるようにします。

  でも私の場合は身長が173cmですが30cmの高さの薪割り台を使っています。
割る玉切り材の長さは30cmと40cmの2種類でちょっと低そうに思えますが、刃先に勢いをつけるため腰を沈めた状態でヒットさせているので、これが丁度いい高さなのです。

毎年20トン近くを手割りでこなしていますが、これがわたしにとって体の負担が少なくて楽で最適な高さですね。

・斧の選び方

斧については、様々な人達がこだわりを書いていますが、基本的には斧の重さと刃先が大事だと考えます。
基本の重さは2~3kgで、力の無い人は重めのものを使って斧の重さで割り、力のある人は軽めの物を使いスピードで割るというパターンが多いのではないでしょうか。
 柄の長さは、洋斧は概して長く、和斧は長めにできていますが、和斧でも柄を短くするとコントロールしやすく、スピードもあげられ破壊力が増します。
それと大事なのは、刃先をよく研いで切れるようにすることです。斧は研がない人が多いですが、斧も刃物ですのでよく切れる斧を使うと、割るときの負担はかなり軽減されます。

私はホームセンターでダイヤモンドシャープナーを購入して、一日の薪割りが終わったら必ず刃を研ぐようにしています。

・木の素性を読んで割る

実際に薪を割る場合一番大事なことは「木の素性を読む」ということです。
私の地方には、「木元(きもと)、竹末(たけうら)」ということわざがあります。
それは「木は根元の方から、竹は先の方から割る」ということです。
先人の知恵はすばらしい、ことわざ通り、木は根元を上にして割った方が楽でした。
 また、割る木は、生木の方が割りやすく、乾燥するに従って割りにくくなります。
やや乾燥してきた玉切り材は断面に亀裂ができてきますが、その場合は亀裂にそって刃を入れると割りやすいです。
 やっかいなのは枝分かれした部分がある場合や隠れ節がある場合です。
まずこれははヒットの瞬間刃が入らず衝撃が伝わってくるのですぐ分かります。
木の繊維が曲がっているので反発してくるのです。

そんな時は、回転させて刃を入れるポイントをずらしてみるか、くさびを使うか、最後はチェンソーで切り刻むしかないですね。

・フォームも大事

 薪割りのフォームは2通りあります。
真上(頭上)から振り下ろす方法と、肩の上からやや斜めに振り下ろす方法です。
 初心者は、真上からの方がコントロールしやすいのですが、両手で振り下ろすようにしなければいけないので、腰への負担は大きく、こちらのほうが体力を使います。
最初は真上から、慣れてきたら徐々に斜めに振り下ろすように変えていくのが良いでしょう。
 斧の握り方は、右利きの場合、振り上げた時は両手の間隔は20cmほど離して握り、振り下ろすときは左手を強く握ったまま下に引くようにし、右手は軽く握って斧を前方に押し出すように動かします。
割り終わった時、右手は左手の方に滑らせ柄を握っている両手はくっつきます。

初心者にありがちですが、振り下ろすときに右手をスライドさせずに強く握ったままだと、刃先が放物線ではなく円運動をして足先に落ちるので、割損なった時に危険です。

こうしてコツをつかむと、薪割りはそんなに力のいる作業ではなくなり、はたからは大変そうに見えても、当の本人はそれほどの負担ではなく、むしろストレスを発散して気持ちよかったりします。


 

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